2017年1月18日水曜日

WORKERS ウインドブレーカー的春ジャケット"Mountain Shirt Parka"

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今日はウインドブレーカー的春ジャケットWORKERSのMountain Shirt Parkaをご紹介します。




マウンテンパーカーを春夏も着たい、そこから着想を得た一枚。

裏地を無くし、仕様も極力シンプルに。フードからはドローコードを無くしゴムを。
ウェストのドローコードもあえて無くしました。
ポケットは、二重構造。脇からハンドウォーマーとして、上部からはフラップポケット。一見すると以前から作っている形ですが、微妙にポケット本体上部の始末を変えてより強度を高めています。
カフス部分は開きが無く、仕様としてはワークシャツのBIGYANKでおなじみの物。袖口に空きが無いので、ある程度、袖を太くしないといけないのですが、それがかえってこのマウンテンパーカーの少しゆったりしたシルエットと良くマッチしています。

素材は国産の60/40クロス。綿60%・ナイロン40%。タテにナイロン・ヨコに綿で織った「交織」生地。
その名の通り、綿の吸湿性・通気性と、ナイロンの速乾系・防風性を併せ持つ60-70年代アウトドアウェアではおなじみの素材です。表面に撥水加工もしてあり、ある程度水をはじいてくれます。




久々登場、マウンテンシャツパーカ。今回はアウトドア的な色よりはシックに。
ネックまわりはフードの口部分にはゴムで絞りを入れて。

実際に人が着るとわかりやすいネック周り。注意したのがフードが後ろに抜けないように、かといって窮屈にならないようにというパターンの各部寸法。

ゴムを入れた部分の止めにはカンヌキを。高密度な生地に合わせて粗めのカンヌキを打っています。カンヌキはステッチを多数打つことで補強したり、何かを止めたりというものですが、ステッチ部分ががっちりとまりすぎてかえって身頃の生地を切ってしまうときがあります。特に高密度な生地に多数ステッチを打つと壊れる傾向にあるので粗めのカンヌキにしています。

60-70年代アウトドアウェア的なネーム。

生地は撥水性があり、水滴は玉状になります。体感ですが、WORKERSで定番のベンタイル以上の撥水力。

袖口は開きの無いタイプ。
この「開きの無い」でピンと来た方、そうです。BIGYANKの開きの無いカフスを転用しています。
このあたりもMountain "Shirt" Parkaなのです。

今回、このパーカーを開発するにあたり「シャツ工場で無理なく縫える仕様」が一つのテーマとしてありました。
そのため、袖口にしても裏地を付けた始末とは違う、1枚物の始末でかつ効率よく、見栄え良く、機能性もある。
そんなときに、袖の適度な太さをキープしつつ、調整も出来て、作り方もシンプル。一石二鳥どころか、三鳥のこの仕様を思いついたのです。
さらに、BIGYANKのカフスの作り方にスポーツジャケットでおなじみの調整機構を追加。我ながら、非常に考えられた仕様だと思います。たかがカフスと思うなかれ、メーカーはこんな部分に魂を込めているのです。

腰ポケットは脇からハンドウォーマー+上から物が入る二重構造。作り方はRoyal Mountain parka同様のマチの無いもの。
シエラデザインズのマチのあるポケットも今回ばらして再現してみましたが、これをMountain Shirt Parkaにつけるとどうしてもこってりしすぎてしまいます。そこで、前回Royal Mountain Parkaでも使ったマチの無いポケットを配置してみました。

袖ぐりは折り伏せ縫い、脇は巻き縫いと、裏から見ても縫い代やロックが見えないようなすっきりした仕様。身頃のラグランのライン自体、その後に縫う脇が縫いやすいまっすぐになるよう、角度を計算しています。

腰二重ポケットの開口部にもカンヌキ止め。これも、細かすぎると身頃生地を切ってしまうので若干粗めに。
実は、前回と仕様を若干変えています。本体ポケット上端をフラップまで縫いこんでいません。これにより、脇から手を入れた状態で前に引っ張っても生地がすっぽ抜けない。

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